新連載アスクレピオス第一話「切り裂き魔」感想。

ということで、ジャンプに医療マンガが登場しました。
マガジンの「ゴッドハンド輝」やサンデーの「最上の命医」など、
現代の医療を扱うマンガとは全然違いますが。


まあ、医療マンガというよりもファンタジーに近いです。


やっぱり、なんといっても左手の神の目は反則級。
医療マンガとしては便利すぎるというか、その能力さえあれば、手術の5割は完結してる気がする「神の目」。
能力を説明すると、患者のバイタルサイン(脈拍などの生体反応)を把握する、という能力。
これがあれば、手術しても大丈夫な体力があるかもわかるし、手術中の患者の状態もわかる。
どこがおかしいのかが一瞬でわかれば、次の適切な処置もわかる。
便利すぎて、頭が下がります。


他にも突っ込もうと思えば突っ込みどころも。
確実にこんな衛生観念を無視した状態で手術したら、下手したら他の病気に感染するだろうし、
麻酔をどうやってかけてるのか分かんないし。
大体、麻酔の量って一応手術中にも変えていかないとダメなんですから。


でも、死にかけのロザリィを手術するシーンは、明らかに医療マンガな感じです。
人の生死を左右するはじめての手術。
これは、人の生死にかかわらない手術をしてきた医師でさえも手が震えるのに、
この場合はそれが正真正銘の初めての手術です。
その緊張感はたまったもんじゃないでしょう。
バズはそれに打ち勝って、ロザリィの命を救います。
確かにそれは無上の喜びかもしれません。
張り詰めてた緊張の糸が切れ、そして、このままではいなくなる人を自分の手で救った、という達成感。
これは、言葉を失うほどの喜びと安堵でしょう。


ということで、突っ込みどころもあるけど、ちょっと期待してもよさそうな医療ファンタジー
これからの展開を楽しみにしています。


それにしても、アンケートの「ライバルなどと戦うバトル医療マンガ」ってのはなんなん?笑