初恋限定の打ち切りについて。

言われてたとおりエム×ゼロに続き、打ち切られたこちらの漫画。
打ち切られた理由について、またもや考えてみようかな、と。


・キャラが多すぎた。
多分、人気がいまいち伸びなかったのは、何よりもこれが理由の一つにあると思います。
高校生の恋愛と中学生の恋愛を別視点からつなげるっていう試みは、
とても良い試みだとは思いまずが。
でも、単行本を買ってなくて、ジャンプで週1回読むだけ、というような人には
キャラの把握がキツかったのではないかな〜、と。兄弟も多いですし。
かくいう自分も正確にキャラ名と関係を把握していたか、といわれると・・・・
最初はもう少し、一人称を固定した話でも良かったんじゃないかなぁ。
その方が、河下先生の巧みな恋愛描写を素直に楽しめたと思います。


・エロ要素が少なすぎた。
確かに、To loveるがある現状、増やしてどうする?って感は否めませんが。
でも、前作のいちご100%の方が明らかにそういうシーンが多かったなぁ、
と思うともう少しお色気多めでもよかったんじゃないかなぁ、と。
まあ、メインが中学生じゃやりづらいのかもしれませんが。


・三角関係があっても良かったんじゃないか。
今回は、好きな人が他の人を好き、っていうパターンばかりで三角関係
が無かったような気が。
別にハーレム漫画が読みたいとも思いませんし、
そのためにキャラが多かったんだとは思いますけど。
でも、一つくらい単純な三角関係っぽいのがあっても良かったなぁ、と。
三角関係は見てて楽しいですし、わかりやすいですし。


・押しが弱すぎた。
「キャラが多すぎた」ことからの派生です。
様々なキャラが別視点でちゃんとしたメインヒロインがいない、っていうのは
キャラの魅力を正確に伝えきれなくなるんじゃないかな、と。
昨今の様々なキャラクター属性とか言うのをなるべく反映させていくには、
やっぱりしっかりとしたメインヒロインがいてこそ、だと思います。
比較対照となり得るメインがいるから、サブキャラが魅力的になるのではないかな、と。


・まとめ。
恋愛描写はさすが河下先生と言わんばかりのうまさでしたし、
その部分は十分に楽しめました。
だけど、キャラ数が多く、キャラの関係が複雑すぎて、わかりづらかったのかな、と。
わかりづらいっていうのはアンケートを出す年齢層では
やっぱり相当デメリットに働いたんだろうと思います。